反原発自治体議員・市民連盟

第2回「福島を忘れない全国シンポジウム」

2014年7月21日・22日

 政府と電力会社は、民意を再稼働反対・脱原発に向かわせないことに躍起となっています。そのためには、福島第一原発事故の放射能汚染の実態を知らせないことであり、「福島を忘れさせる」ことが大きな意味を持のでしょう。では、そうであるならば、私たちにできることは、政府と東電が困ることを実践することです。それは、「福島を忘れない」ことをどう具体的に実行するかとなるはずです。

 福島市内のホテルを会場として、「福島を忘れない全国シンポジウム」を開催にしました。昨年につづく2回目になる今年は、7月21日にシンポジウムと交流会、そして、翌日は地元の自治体議員と市民の方の案内で、いわき市から広野、楢葉、富岡の被災地を訪問した。参加者はシンポジウムが155名で、翌日の被災地訪問は100名の方々が参加しました。

 シンポジウムの発言者と演題は以下です。
 菅野清一氏(川俣町議会議員)「被災地の現状と課題」、井戸川克隆氏(前双葉町長)「放射線健康被害と埼玉に避難した訳」、早川篤雄氏(楢葉町宝鏡寺住職)「避難者の現状と原告団長として」、鈴木堯博氏(福島原発被害弁護団)「原発被害訴訟と国・東電の対応について」、真木実彦氏(福島大学名誉教授)「原発災害から3年半―復興の現局面。
 自治体議員の参加は、福島県内からは桑折、川俣、伊達、郡山、二本松、飯舘、浪江などから20名ほど。県外からは、遠く北海道や関西からの参加者を含めて40名を超えました。加者の政治的立場は、無所属、自民党、公明党、共産党、社民党、新社会党、生活者ネット、緑の党と、運動の広がりを示しています。
 再稼働が現実のものとなっていますが、再稼動には建前上は地元自治体の同意が必要とされています。もしそうであるなら、自治体議員を中心としたシンポジウムは、それなりに意義のあることだと思います。
 それにしても、政府・電力会社をはじめとした原発推進勢力は汚く、放射能汚染の実態を覆い隠し、福島を忘れさせることに躍起となっています。発言者と、会場の参加者は、具体的な事実で汚染の実態を暴露します。会場とした福島市の各地の空間線量は、放射線管理区域並の数値を示し、放射能関連死と、放射能による疾病の増加の報告には寒気を覚えてしまいます。
 この国の舵を原発の再稼働を阻止し、脱原発に向かわせたい。それは、民意を政治に反映させることに尽きますが、現在の政治状況ではかなり難しいのでしょう。でも、安倍政権に躊躇させることができるとすれば、それは、強行すれば政権崩壊につながるということを知らしめることです。

 シンポジウムの翌22日は大型バス3台で、いわき市、広野町、楢葉町、そして富岡町を、いわき市議やいわき市の市民の案内で訪問・視察です。訪問先は久の浜津波被災地、広野町、楢葉町、天神峰公園、富岡(JR富岡駅・富岡商店街)などで、富岡町夜ノ森地区の立ち入り禁止区域まで行き、折り返しました。

現地訪問(いわき市) 荒れ果てた常磐線の富岡駅


夜ノ森地区(富岡町)前方が立ち入り禁止区域 天神峰公園・第2原発を遠望

第3回 福島を忘れない全国シンポジウム
第2回 福島を忘れない全国シンポジウム
第1回 福島を忘れない全国シンポジウム