反原発自治体議員・市民連盟

第91回東京電力本店前抗議行動に参加  3月11日

 3月11日、あの2011年の東日本大震災&福島第一原発過酷事故から10年目にあたり、東京電力本店前で91回目の抗議行動が行われました。開催日を3・11当日に合わせたこと、主催者の『NO NUKES たんぽぽ舎』と『経産省前テント広場』による懸命な働きかけと、10年目という節目を意識した方も多かったらしく、述べ650人(主催者発表)もの参加者で、力強く抗議行動が行われました。 玉川太鼓の勇壮な演奏で始り、福島から、新潟から、茨城から、東京からのスピーチとあらかぶ裁判の会と肉球新党の行動報告、日本音楽協議会の歌による抗議行動、コール等、盛りだくさん。『反原発自治体議員・市民連盟』では、今回も申しいれ書(質問付き)を読み上げて、提出しました。

2021年3月11日

東京電力ホールディンクス株式会社
社長 小早川智明 様
                反原発自治体議員・市民連盟
                共同代表 佐藤英行 野口英一郎 福士敬子 武笠紀子

・福島第一原発過酷事故の責任をとり、放射能汚染水は全て、タンク等て保管してください。
・原発過酷事故の収束も見通せず、問題を多発する柏崎刈羽原発は全て廃炉にしてください。
・原発過酷事故の賠償・補償も終わらず、事故処理費用が増大している中、東海第二原発への資金援助はやめてください。

 2月の質問にご回答をお送りいただきありがとうございました。福島第一原発の視察についての質問には、コロナ禍で中止しているとのご回答ですので、コロナ禍が収まったところで視察に伺いたいと思いますので、その節にはよろしくお願いいたします。
 先日2月13日の震度6を超えた地震により、格納容器の水位低下、圧力低下、その上、設置されていた地震計が壊れていてデータが取れなかったという報道に驚くほかありません。今回の地震も東日本大震災の余震との発表を聞き、福島周辺で頻発する地震が心配です。今後も地震のたびに、格納容器内の核燃料デブリが再度メルトダウンを起し、放射能が外部に流出するのではないかと心配が絶えません。
 この3月8日には、新型コロナの『緊急事態宣言』が延長されましたが、2011年3月に出された『原子力緊急事態宣言』は10年後の今も解除されていません。それでも、福島第一原発周辺の自治体では、「避難解除」が進められてきました。しかし、『原子力非常事態宣言』下では、年間被ばく許容量は平常時の20倍に定められていますし、核燃料デブリは水で冷却し続け、窒素の注入で水素爆発を防がなくてはならない壊れた格納容器の極めて危険な状況は解消されていません。壊れた原発周辺に居住することのリスクは大きいのです。高齢世代は少し戻りましたが、若い世代の帰還が少ないのは当然のことです。
 あれから10年、国の復興支援で道路等のインフラは整備されてきましたが、壊れた故郷は二度と戻らないのです。貴社東京電力は、自力では原発事故の収束も、賠償・補償も満足にできずに、一方で、柏崎刈羽原発では昨年9月、職員がIDを不正使用し中央制御室に入室したことが判明、核セキュリティすら管理できないことが分り、原発を稼動できる能力も資格もないと判断するほかありません。
 この10年で核燃料は冷え、放射線量も下がってきました。今がチャンスです。大地震に備える安全対策を取りながら、柏崎刈羽原発と東海第二原発の廃炉を決めてください。そして、福島の事故原発の処理を優先しつつ、次の大地震・大津波が来る前に、直ちに廃炉作業に取りかかってください。福島はもちろん、東北・関東各地の被害者、その他全ての被害者に対し謝罪の気持ちを示し、原発事業から撤退し、二度と過ちは繰り返さないと誓ってください。
【質問】
2月13日の地震の際には、本店から、だれがどのような指示を出しましたか?

東京電力の回答(3月31日)