第92回東京電力本店前抗議行動に参加 4月7日
前回は『3月11日』福島第一原発過酷事故から10年目という特別な日でしたので、予想をうわまわる多数の参加者(主催者発表650名)で東京電力に対する抗議行動を行いましたが、今回の第92回抗議行動は、参加者75名といういつも程度の参加者でした。新潟の柏崎刈羽からの報告や水戸地裁での東海第二原発差止め判決についての報告、原発止めようの活動の告知もたくさんありました。玉川太鼓の元気なオープニングとエンディングでにぎやかに抗議行動が行われました。『反原発自治体議員・市民連盟』からは、いつも通りに申し入れ書を提出、毎回、質問についての回答は、次の抗議行動の一週間ほど前に送られてきますので、ホームページでご確認ください。次回は、連休あけの5月12日(水)です。東京都に出される「コロナ蔓延防止法」の適用は、5月11日(火)までとのことですが、マスク等コロナ対策の上、みなさんのご参加をお願いします。
2021年4月7日
東京電力ホールディンクス株式会社
社長 小早川智明 様
反原発自治体議員・市民連盟
共同代表 佐藤英行 野口英一郎 福士敬子 武笠紀子
・福島第一原発過酷事故の責任をとり、放射能汚染水は全て、タンク等て保管してください。
・原発過酷事故の収束も見通せず、問題を多発する柏崎刈羽原発は全て廃炉にしてください。
・原発過酷事故の賠償・補償も終わらず、事故処理費用が増大している中、東海第二原発への資金援助はやめてください。
3月の質問にご回答をお送りいただきありがとうございました。
2月13日の震度6を超えた地震の際の対応について「本社からは指示を出していません。本社は原子力警戒体制を発令しました。」とのご回答でした。今回の地震で福島第一原発に被害があったこと、設置されていた地震計が壊れていてデータがとれなかったこと等の情報もあり、直後のニュースでは、いつものように「この地震による原発の被害はありません。放射能は外部に漏れていません。」との報道がありましたが、後から被害が分かるのでは心配は絶えません。
メルトダウンした福島第一原発の廃炉作業は進まず、福島第二原発は廃炉が決まったもののそのままです。そして、貴社東京電力が支援している日本原子力発電の東海第二原発は、40年を超えた老朽原発であり、近くには高レベル放射能廃液が貯蔵されている東海核燃料再処理施設を始め、多くの原子力施設があり、立地する茨城県では地震が頻発しています。 また、貴社東京電力が稼働めざしている新潟県柏崎刈羽原発も、中越沖地震で火災が起きたり壊れたり、壊れて稼働できなかった過去があるのです。
最近、全国で頻ぱんに地震が起きています。その度に、震源地の近くの原発は無事だろうかと気になります。近年はニュースでも必ず、原発関連情報がながれますし、その度に福島第一原発過酷事故が思いだされるのです。3月18日には 水戸地裁で、避難計画の不備を理由に東海第二原発の差し止めの判決が出ました。それでなくても、変異株による拡大により3府県に「蔓延防止法」が適用されるなど、新型コロナが収まらない状況で、換気のできない原発事故の避難所の確保はできないのです。今、稼働している関西と九州の原発は大丈夫か気になります。
大震災・大津波に対しては、完全な廃炉までは安心できませんが、まずは、柏崎刈羽原発と東海第二原発の廃炉を決めて、福島第一原発の事故処理を優先しながら、直ちに全ての原発の廃炉作業に取りかかってください。
【質問】2月13日の地震の際に、周辺自治体への連絡は、何時ごろ、どこの市町村に行いましたか?
東京電力の回答(4月27日)